
こんにちは、やさいです。
ついにリリースされたシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム(Resident Evil Requiem)』ですね。
カプコンは「幅広いPCで快適に動く」とアピールしていましたが、PCゲーマーとしては『モンハンワイルズ』の最適化不足の記憶が新しく、疑心暗鬼になっている方も多いのではないでしょうか。
ですが、実際に動かしてみた結果を先に言えば、今回はかなりマシになっています。
起動時のPSO(パイプラインステートオブジェクト)シェーダーコンパイルが非常に優秀で、事前の「シェーダー焼き」がしっかり機能しているからです。おかげでトラバーサルスタッター(移動時のカクつき)はほぼ皆無。前作バイオ4リメイクであったような理不尽な引っかかりがないのは、すごく快適なわけです。私のRyzen 7 7700環境でも、CPU起因のボトルネックは特に感じません。
【やさいの体感メモ】私自身、メインのLG 34インチ UWQHDモニター(3440x1440)とRTX 5070でプレイしていますが、フレーム生成とDLSSを駆使すれば、ウルトラワイドの広大な視野でも安定して100FPS以上を叩き出せています。圧倒的な没入感に鳥肌が立ちました。
とはいえ、手放しで褒められるわけではありません。初期設定のままプレイするのは正直微妙です。
今回は、海外メディアの検証データも交えつつ、プレイした体感を含めて「忖度なしのグラフィック推奨設定」を、ローエンドからハイエンドまで3段階の環境に分けて解説していきますね。
- VRAM容量が明暗を分ける設計
- 1. ローエンド向け・推奨設定(GTX 1000番台 / RTX 3000番台等・VRAM 8GB以下)
- 2. ミドルクラス向け・推奨設定(RTX 4000番台 / RTX 5060 Ti等・VRAM 12GB〜)
- 3. ハイエンド向け・「最適化」推奨設定(RTX 5000番台など)
- パフォーマンスに大きく影響する重要設定の解説
- 権利表記
VRAM容量が明暗を分ける設計
今作のグラフィック設定で一番厄介なのが「VRAMの消費量」です。
テクスチャの品質とレイトレーシング(RT)の組み合わせが、VRAM帯域幅と容量を強烈に圧迫する仕様になっています。
目安としてはこんな感じです。
- VRAM 6〜8GB: Texture Qualityは「Low(低)」一択。これ以上上げるとスタッター地獄に陥ります。
- VRAM 10GB: 「Normal(ノーマル)」
- VRAM 12GB以上: 「High(高)」
さらに、ここにレイトレーシングをオンにするとVRAM消費が跳ね上がります。Hair Strands(髪の毛の物理演算)もVRAMを食う原因の一つなので、VRAM 8GB以下のGPUを使っているなら、テクスチャと髪の毛は妥協するしかありません。ですが、マシンパワーがある場合ヘアストランドは没入感を高める設定なのでオンにすることをおすすめします。
1. ローエンド向け・推奨設定(GTX 1000番台 / RTX 3000番台等・VRAM 8GB以下)
ターゲット:1080p / 1440p で安定した60FPS
VRAM容量の管理が最も重要になる環境ですね。VRAM不足による激しいカクつきを防ぐため、負荷の高いレイトレーシングや一部の設定を思い切って下げます。
2. ミドルクラス向け・推奨設定(RTX 4000番台 / RTX 5060 Ti等・VRAM 12GB〜)
ターゲット:1440p / 1080p での高画質&レイトレーシング(60FPS〜100FPS以上)
VRAM 12GB〜16GB搭載の最新ミドルクラスであれば、フレーム生成を活用してリッチな映像美と高いFPSを両立できるわけです。
3. ハイエンド向け・「最適化」推奨設定(RTX 5000番台など)
無駄に重いだけの項目を削り、見た目とフレームレートのバランスを極限まで取った推奨設定ですね。RTX 5000番台のパワーと大容量VRAMを最高に活かせるよう、全項目を網羅して調整しました。
画面設定・共通
描画品質・詳細設定
アップスケーリング&光と影の品質
パフォーマンスに大きく影響する重要設定の解説
レイトレーシングとパストレーシングのシビアな現実
本作のパフォーマンスを最も大きく左右する設定です。すべてを物理演算で描画する「パストレーシング」は非常に美しいですが、RTX 4070 Ti Superクラスでも「オフ」時と比べて最大350%もパフォーマンスが低下します。
はっきり言って、パストレーシングはハイエンド機以外は手を出さない方がいいですね。僕も試しましたが、めっちゃくちゃ綺麗です。ただスタッターが発生し銃の照準が合わないなどのスペック不足を感じました。5070でもパスレイトレは重いです。
通常のレイトレーシング(Normal)であれば、前世代のミドルクラスでもなんとかなります。ですが、パストレーシングはNVIDIAの「DLSS Ray Reconstruction(レイ再構築)」によるデノイズ処理に完全に依存しています。つまり、GeForce RTX専用の特権機能なわけです。要求スペックも跳ね上がり、最低でもRTX 5080クラスの暴力的なレンダリング性能がないとフレームレートがガタ落ちします。
- RT Normal: 前世代ミドル向け
- RT High: RTX 5000番台クラス向け
- パストレーシング: RTX 5080/5090 / ハイエンド級以上(NVIDIA専用)
ミドルクラス以下でレイトレーシングを楽しみたい場合は、見た目の劣化が少なく負荷が劇的に下がる「ノーマル(Normal)」設定がおすすめです。ローエンド環境では迷わず「オフ」にしましょう。
もしあなたがRTX 5000番台を積んでいるなら、今回の推奨設定のように「RT High」をベースにDLSSとフレーム生成をかませば、UWQHD環境でも最高に綺麗な画面で安定したフレームレートが出せるはずです。逆にRadeonや旧世代のエントリーGPUを使っているなら、無理にRTを入れずにアップスケーリングを活用しつつ、ラスター化の綺麗なグラフィックで楽しむのが正解ですね。
ヘアストランド (Hair Strands)
髪の毛を板ポリゴンではなく、一本一本の毛として描画する機能です。非常にリアルになりますが、VRAMを約500MB〜1GB消費し、FPSも約8%〜12%(環境によっては最大16FPS)低下します。VRAM 8GB以下のローエンド環境ではオフにすることが推奨されます。
テクスチャ品質とシャドウ品質(VRAM管理)
本作はエリアによってVRAM使用量が激しく変動します(特にラクーンシティ到達後など)。シャドウ品質を「MAX」にすると、VRAM使用量が1GB以上跳ね上がるため、8GBグラボではスタッター(カクつき)の致命的な原因になります。シャドウは「ノーマル」か「高」に留めてください。また、テクスチャ品質も「ノーマル」と「高」で見た目の差はほとんどないため、VRAM節約のために「ノーマル」または「低」にするのが効果的です。
映像をクリアにするポストプロセス設定
好みの問題でもありますが、FPSゲーマーや視認性を重視するプレイヤーは以下の設定を「オフ」にすることで、パフォーマンスをわずかに稼ぎつつ、鮮明な映像を得られます。
- モーションブラー: オフ(カメラ移動時のブレをなくす)
- レンズ歪み (Lens Distortion): オフ(画面端の歪みや色収差を消す)
- 被写界深度 (Depth of Field): オフ(背景のボケを消し、全体をシャープにする)
- レンズダート / レンズフレア: オフ(約2〜3%のFPS向上と、クリーンな画面効果)
まとめると、バイオレクイエムのPC版は「シェーダーコンパイルの仕組みは優秀だが、VRAM容量にはシビア」という調整になっています。ご自身のGPUのVRAMと相談しながら、最適な設定を探ってみてください。
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